ホモの天才

Personal

今更ながら「ダビンチ・コード」を読破。

元来から、ギリシア、ローマにはじまるヨーロッパ文化好き、および宗教嫌いなのであえて宗教の本を読みあさった自分からすればそこまで目新しい発見はなかったけど、単純な物語としておもしろかったですわ。

日曜の夜に読み始めたので実質二日での読破。
いやー、やっぱり読書って素晴らしいね。

さて、このダビンチコードを読んでますます思うのは、

 「やっぱり宗教って俺にはあわねえ」

ってことですかな。もちろん信仰深い人を批判する気は毛頭なく、あくまでも自分にはあわないということを再認識したというだけ。そもそも宗教がなぜここまで人々の心と文化に浸透しているかというと、そこには必ず『政治』という存在があり、それを考えるとどうもそこまで信じ込めないんだよねえ。

この本にも、政治がからんでの宗教像が描かれており、それが人間性のドラマというか、歴史に密接に結びついているからおもしろくはあるものの、やはり自分にとって宗教というのは「信仰」の対象にはならえないねえ。
こう思い始めたのが、小学生の頃、日本で坊さん連中が政治に介入しはじめた平安時代あたりのことを教科書で勉強した時で、その時から「なんで坊主が政治にはいってくるんだろ」と思っていた。それが大人になった今、「宗教」というのが政治における「ツール」として使われているというのが分かるだけに、その不信感はぬぐいきれないんだよなあ。

かくいう日本も創価学会が公明党という立派な政党を後援しているわけだが、ああいうのを見ると俺からしてみれば「ただの集票マシーン」として映らない。そもそも「それって政教分離に反してねえか?」って当たり前のことをなんで誰も突っ込まないんだろうか。。。ま、別に公明党がだからといって創価学会に有利なことばかりやっているわけではないので、1選挙人として普通に政治に頑張ってもらえればそれ以上俺からは言わないけどさ。みんなそう思っているから突っ込まないのか??

いずれにせよ、今のイラク戦争とか見てると、事の発端は結局「宗教」なわけであって、そういう事もあって俺は宗教を信じないわけ。いつの時代も宗教によっておこされる戦争は絶えなく、十字軍なんてものはその極みだわ。なんでみんなそこまで自分の宗教が絶対的だと思うんだろ。押しつけるから争いが起きるんだよなあ。もっと『平和にやろうぜ?、ラブ&ピース、いえ?い!』みたいなノリでいいのに。あのジャンキーの窪塚洋介でさえ平和主義者なのだから。

いずれにせよ、宗教に始まるイデオロギーというのはいつの時代でも争い事の発端になりうるものであり、それはやっぱりいかんぜよ、と改めて思いました。今の日中問題もそう。「愛国無罪」とかいうワケの分からん国家主義を植え付けたのは中国政府の誤りであり、早々に事態収拾に全力をあげるべきでしょ。確かに国民を一つの方向にむかせるのは政治としては重要だけど、あんな敵対心むきだしでは国際社会で生き残れませんな。だって今ならどう見たって日本より、中国の方が日本を侵略してきそうだし。

ま、そんなわけで今日は珍しく政治、宗教ネタですた。早く世界に平和が訪れて欲しいです。
日本人は世界にまれにみるNon宗教な国民ですが、その辺の由来に関するネタはまた今度話しますわ。もう疲れたので寝る。おやすみ。

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Posted by rakeem