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今日の日経新聞の夕刊の一面に出てた記事。

米ネット企業急成長 10?12月

ま、要約するならば、Google、Yahooなどのネット企業大手の10?12月決算においてかなり増益があったということか。主に「検索広告」がその利益の源泉となっているわけだが、そりゃそうだわな。だってメーカーと違って「物」を作るわけではないので原価が限りなく0に近い。売るものは「電子的な情報」なので少ないコストでほぼ無限に複製できる上、この情報社会においては価値は無限大となりうる。一回仕組みを作ってしまえば、後はユーザーがクリックする度にお金が落ちてくるなんてそんな素晴らしいビジネスモデルは昔は考えられなかったのに!

うーん、こうやって考えるとやっぱり二次産業である「製造業」というのは限界があるかもね。って短絡的かもしれないけど、先進国としては今後は三次産業(=サービス産業)が圧倒的な地位を占めるようになるのかなあ。『今よりも』、という意味でね。もちろん「物」がなくてはそれを利用したサービスも生まれてこないかもしれないけど、いずれにせよ、今後は「サービス」で儲ける必要があるのは自明の利ですな。最近はどこのメーカーもサービスにテコ入れしようとして躍起になってるしなー。

ちなみにこの記事を読んでふとおもしろいと思ったのが、日本のネット企業の収益構造とはちょっと違うなあ、ということ。日本のネット企業の大手であるLivedoor、楽天はいずれもその収益をほとんどが「ネット証券」に頼っているのである。アメリカのように「検索広告」で死ぬほど儲けているところはあんまり聞かない。

もちろんこの差は一括りに「ネット企業」としてしまっているから生じるのであって、実際にはアメリカのGoogleやYahooなどは「検索エンジン」そのものであり、日本のLivedoorや楽天は「総合ネットサービス業」なので違くて当然かもしれない。いずれにせよ、こういう差を考えるとそれぞれの国のネット産業の方向性が見えてきておもしろい。

ってちなみに「先進国では今後サービス産業が製造業を圧倒する」みたいなことを書いていたらこんな記事が目に入った。。。

トヨタグループ10社の4-12月期、7社が増収増益

全然ダメじゃん、俺の読み。。。。_| ̄|○

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Posted by rakeem